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カシミアとパシュミナ ショール

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カシミアとパシュミナ ショールみなさん、こんにちわ。株式会社クラウドナインの事務局です。

カシミアもパシュミナも思えば身近になりました。その暖かいカシミア山羊のぬくもりの恩恵に、ともすると忘れがちな本来のカシミアやパシュミナのショールを考えてみました。

ショールshawlはペルシャ語のシャルشال, Shālから、パシュミナはペルシャ語のPashm(毛)から来ています。今でこそカシミールから遠く離れた日本にいても軽くて暖かく柔らかい繊維をおしゃれにまとうことができます。
しかし50年近く前までは王侯貴族のみが持つことのできる特別な高級品でした。

カシミール・ショールは西洋と東洋が出会う場所がインド北部ジャモ・カシミールで古くから織られてきました。私たちには2011年中部大学民俗資料博物館で19世紀の女性たちを魅了した現存少ないアンティークの美しいショールを展示する機会もございました。
16世紀初期に完成されたカシミールの織物ジャマワールの繊細な文様は風土、歴史、文化、ライフスタイルを超え、見るものを魅了し、心を打ちます

ペイズリー文様

カシミールの夏の都スリナガルはダル湖と美しいジェラム川のほとりにあります。
カシミールで生まれたペイズリー模様は風にそよぐスリナガルのチナール(スズカケノキ)が風にそよぐ姿から発祥したと言われております。ペイズリーの変遷についてはまたの機会にしますが、自然豊かなカシミールでこそ生まれた素晴らしい複雑な模様と流れる曲線のペイズリー文様は今なお世界中の人々に愛されています。イタリアのエトロはペイズリーをプリントで表現して有名かつ高級品ですが、それを細い糸、特にカラコルム山脈に住むカシミール山羊の毛は暖かく繊細な糸を織って表現したショールはため息ものです。
膨大な時間と集中力、親子代々受け継がれていく技術が作り上げた芸術です。
今でも結婚式に新郎が新婦に指輪をも通る、薄いリングショールを送る習わしがあります。
どんなテクノロジーを使っても、手織りに勝る芸術は不可能に近いと思われました。

1798~1801年ナポレオンがエジプト遠征でのお土産としてジョセフィーヌにショールを持ち帰りその美しさと暖かさは瞬く間に社交界に流行をもたらしたそうです。
寒く冷たいお城でどれだけ暖かなショールがもてはやされたかは容易に想像できるところです。マリー・アントワネットもその時代に流行ったモスリンのドレスにまとい、実用性と芸術性とファッションセンスに富んだカシミール・ショールを愛用した一人だとか。
そんな背景の中1801年にフランスで発明されたジャカード織機により一気にショールが身近になってきました。イミテーションが作られるようになるとともに、フランスで洗練されたデザインは華麗でち密なものとなり、1851年ロンドン万博、1855年パリ万博で人々を魅了し、今も現存する1枚となりました。
現在は山岳地帯を有する国のあちこちでカシミア山羊が飼育され、安価に織る工場も出現していますが、やはり脈々と手織りされているカシミール・ショールとは一線を画するものであります。

絵画の中に見るカシミール・ショール

19世紀のカシミール・ショールは社交界でも高価で高嶺の花でしたので、
絵画でもナポレオン夫人ジョセフィーヌ夫人はじめ貴婦人が美しくまとったものが多くみられます。
特にジョセフィーヌ像は4枚のショールをつなぎ合わせたもので、権力と美の象徴といわれています。花や自然に着想したモチーフは19~20世紀初頭にヨーロッパで開花したアール・ヌーボーにも影響を及ぼすこととなりました。

カシミアとパシュミナ ショール

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