みなさん、こんばんわ。株式会社クラウドナインの事務局です。
思えば砂漠の広さと自然の驚異を感じたのは、若き頃に見たこの映画が初めてかもしれない・・「アラビアのロレンス」。その実在するロレンスを演じたのがピーター・オトゥール。
晩年の彼はとても素敵で昨夜届いた訃報は心寂しいものがある・・。
オスマン帝国からのアラブ独立戦争を描いた映画ながら、印象に残るのは砂漠の風景。デービッド・リーン監督の映像はその砂漠の広大さも過酷さも存分に映し出し、子供ながら恐怖が先に立っていたが、最近友人とロレンスの話をしたので、見直したばかりだった。
ピーター・オトゥールのラクダの乗り方が印象的
大きく揺れるのに落ちないのか?って思うが並大抵の努力じゃ乗りこなせなかったに違いない。アラブの青年に聞いてみたいところです。
灼熱の砂漠を行くラクダ隊、落ちたら・・落ラクダしたら後続のラクダに踏みつぶされるか、ラクダだけ去ってしまい、砂漠に一人ぼっちで取り残されるか。。。
砂漠では死と背中合わせの自然の恐怖(恐)。
アラブ側のガシムを演じたオマー・シャリフ(Omar Sharif)が後日こんな話をしたそうです。彼は怖いので体をラクダに安全ベルトでくくりつけていたそうです。しかしロレンス役のピーターは、あんなあぐらをかぐようなスタイルで乗っているにも関わらず安全ベルトなし。一度だけ落ラクダして周囲は肝を冷やし、後続のラクダに踏まれたら・・その時乗っていたラクダがピーターの上に四つん這いになって・・まさに身を呈して守り、事なきを得たそうです。
600kg近いラクダは100mを9.0秒で疾走するそうな。そのラクダの優しさを知った映画のようなエピソードを思い出しました。
ラクダに載せるサドルバッグの話はまた明日。