みなさん、こんばんわ。株式会社クラウドナインの事務局です。
今年は私にとって忘れられない1年でした。
最愛の父との別れの後、自分を見失ったかのように歩いた海外は7か国に及びましたが、その中にイスラム諸国がないのが少し後悔するところです。
思えば昨年水戸偕楽園でパキスタン・イスラム共和国在日大使館とNPO/NGO World History Foundationの共催で開催したPakistan Japan Friendship Bazar Ibarakiをプロデュースさせていただいたご縁で、多くのムスリムの方と知り合いました。真摯で、立場も経歴もバックグラウンドも関係なく、人として友人として、強く信頼されたのはかつてない有難い経験でした。”You can make it”と広い心で信頼し任せる大切さを学びました。
大使の視察に同行させていただいたり、いろいろお話を伺う機会も多くなり、イスラムを身近に感じ興味を覚えました。その歴史や文化に触れたとき、それまではメッカ、コーランなど、日頃耳にする言葉の知識でしかなかったのが恥ずかしく思えたほどです。
610年ムハンマドが初めて神の啓示を受け、預言者として突如現れたイスラムという教え。
622年がイスラム暦の元年になります。現在地球総人口の五分の一の約12億人のムスリムが存在し、今なお増加中。
中東が一番多いイメージながら最大最多のムスリムを抱える国はインドネシアだそうです。
アッラーへ捧げるイスラムの美
まずイスラムを知ろうという気持ちが湧いてきました。
ニュースで流れる情報ではなく、その糸口は身近なところからでいいのです。
宗教思想が自分に難しくても、歴史や文化、音楽、食に触れてみましょう・・・必ずやイスラムという背景があるのですから。
たとえばモスク、これこそ最大のイスラムの美とも言えましょう。
実際その地に出かけてみる機会がなくてもインターネット、写真技術のおかげで迫力の映像で見ることができます。繊細かつ大胆なモザイクタイル、目の覚めるような色、美しいドームなど一分の隙もない幾何学的な図形、文様、装飾を作り出したイスラムの国々に深い畏敬の念を感じます。
そんなイスラムの日常と結びついた芸術品は数多く、欧米諸国にも多大な影響を与えました。多くの工芸を生み出してはいますが、一番生活に身近なのが絨毯キリムでしょうね。
絨毯キリムの中の芸術的幾何学模様