みなさん、こんばんわ。株式会社クラウドナインの事務局です。
あのパキスタンバザールin偕楽園が今度は絨毯・キリム展として戻ってきます!
「風に織る絨毯・キリム展」
Tribal Rugs & Kilims make me happy Exhibition 2014
バローチ部族長のコレクションを含む遊牧民の絨毯・キリム展
パキスタン西部~アフガニスタン~イラン~トルクメニスタンと中央アジアの遊牧の民は数千年の長きにわたり、荒涼たる山岳砂漠地帯で過酷に素朴に孤独に暮らしてきました。
飼っている羊の毛を紡ぎ、自然の中で得た草木で染め、簡単な織り機で織りあげた絨毯、キリムは生活には欠かせない様々な敷物であり、収納であり、移動のための袋でもあり、貴重な財産です。
極限の暮らしの中で心を豊かにする色彩は、部族独特の伝統的デザインと相まって、遊牧民ならではの世界観を表現するようになり、イスラムの拡大と共に各地に広まり、美しい絨毯が織られるようになりました。
今では遊牧民の中にも定住・半定住する人々が増え、先祖代々継承されてきた絨毯・キリムの紡いで染めて織るという過程が部族の民から民へ、母から娘へと伝承されにくい環境へと変化してきています。草木染に代わり簡単な化学染料も多様化されてきました。織り機も移動がなくなれば大きく頑丈なものに変わっていき、本来自分たちの生活のために織っていたものが商業用に作られるようになってきました。
その変化する遊牧民の生活を遠く都会に暮らす私たちが憂うことではありません。
暮らしの充足をどこに見出すかは人それぞれですから。
トライバル・アート
近年遊牧民の生活から生まれたアートである絨毯・キリムに魅了され、美を見出し、身近に置きたいと願う人が世界に増えてきました。都市に暮らす芸術家とは一線を画し、生活の中から作られ使用される物。
昨今これらをトライバルアートと呼び、一つのジャンルが出来上がりました。
均一でない素朴な手織り、100年たっても色あせない草木染の絨毯が貴重になってきました。
科学の発達の恩恵が著しい現在、身近にそれほどまでに耐用年数が長いものがあるでしょうか?
何百年を超えてきた絨毯を前にしてその刻んだ時を感じることができます。
展示内容
数あるアンティークの絨毯・キリムを皆様にご覧いただきたく、選別いたしました。
額装の貴重な絨毯、3m級のバローチの毛足の長い絨毯、細かいソマック織りのキリム、キャメルバッグ、実際遊牧民が使っていた青銅のアストロラーベなど、順次ご紹介します。
開催情報
遊牧民の「風に織る絨毯・キリム展」
2014年2月4日(火)~9日(日)
11:00~19:00(最終日は16:00) 入場無料
サロンドフルール 港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山1F
バローチ部族が暮らすパキスタン西部バロチスタン州に大きな被害をもたらした2013年
パキスタン大地震。負けずに頑張る子供たちに売上よりノートと鉛筆を寄贈します。
We commit part of our proceeds to support child education in Baluchistan, Pakistan